古典柄「物」編
着物のデザインとしてよく使われている様々な模様や古くから伝わる文様には、それぞれに込められた意味があります。今回はその中から、『物』に由来する柄をご紹介いたします。 *起源は諸説あります。参考程度にご覧下さい。

『物』由来の柄

▼矢羽根(矢絣)

矢羽根(矢絣)
矢羽根とは、矢に取り付けられている羽のことで、それを綺麗に並べた模様が矢羽根模様と言います。 江戸時代には、『射た矢は戻ってこない』ことから『結婚』の際の縁起物として扱われていたようです。 また、明治の頃は女学生の間で流行していた文様です。

▼扇

扇
末広がりの形である事から『発展、繁栄』の吉兆を表現する柄です。 扇の中に草花等、色々な柄を入れたものも人気があったようです。

▼籠目

籠目
竹で編んだ籠の模様です。 鬼が嫌う六芒星の形にも見える事から、『魔除け』としても使われたとか

▼宝尽くし

宝つくし
『福を呼ぶ縁起物』として人気の柄です。 如意宝珠(望むものを意のままに出す宝の珠)、隠れ蓑・隠れ笠(体を隠し災難から身を守る)打ち出の小槌、鍵、巾着、分銅、丁子(クローブという香辛料の一つで、仏教における宝物の一つ)、花輪違い、宝剣(知恵を表す)、法螺など色々な宝を散りばめた人気のある柄です。

▼車

車
御所車の車輪を表した柄です。 花で飾った御所車や、花かごを積んだ花車等、色々な使われ方があるようです。 面白いものでは、水に半分浸かった『片輪車』というものもあり、これは昔の車輪は木製で、乾燥によるひび割れを防ぐために水につけていた様子から来ているのだとか。

まとめ

このように、『物』をモチーフとした柄にも様々なものがあるということがわかります。 KIMONODEのゆかたきものや半幅帯でも、古典柄から発展させたもの、そのまま使用しているものなど、様々な使い方をしています。 どの製品に、どの柄が、どのように使われているのかを調べてみるのも楽しいかもしれません。 次回は、「動物』を由来とした柄をご紹介いたします。 どうぞ、お楽しみに!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事