世界で愛される柄【伝統的な柄編】 – KIMONODE DESIGN 07

世界の伝統的な柄アイキャッチ

前回はドットやストライプ、チェック模様に注目してまとめてみましたが、今回は伝統的な柄をご紹介します。
調べてみると、その土地に根付いた民族柄や、様々な文化の融合で生まれた個性豊かな柄がありました。
ファッション誌などで目にすることはあっても、由来を知らない柄もたくさん存在します。
この模様は、どんな人たちが作ったものなのだろうと思いを馳せると、愛着もわきますよね♪

伝統的な柄

ダマスク柄

ダマスク柄のイメージ
ダマスク柄は、ダマスク織という織物の紋様をモチーフにした柄です。
植物や花が連鎖するような柄が多く、上品で優雅なデザインなので、広く愛されている柄です。
中世初期に商業・貿易の大都市であったダマスカスで発展した事から、その名前がついたそうです。
生地だけではなく家具や調度品等にも取り入れられているので、ご存知の方も多いと思います。

ノルディック

ノルディック柄のイメージ
『北欧の』『北欧風の』という意味です。
雪や結晶、トナカイ等の自然を柄にしたものが多く、マフラーやニット等でもよく見られる冬の定番柄ですね。
寒さを和らげるために、模様をたくさん編み込んで厚い生地にしたことから、このような柄になったといわれています。
KIMONODEでは半幅帯のHoly Night等でこの意匠を取り入れています。

ペイズリー

ペイズリー柄のイメージ
ペイズリーはイギリスの市の名前です。ペイズリー市でこの柄が量産されていたことから名付けられました。
日本語では松毬(しょうきゅう)模様と訳し、勾玉模様ともいわれます。
バンダナやネクタイ等にも多い柄です。独特の模様のモチーフは、ボダイジュやナツメヤシ、ザクロ等諸説あるようです。
ゾウリムシ等の原生動物や、植物の種子や胞子、果実等にも見える事から生命力や霊魂と結びつけて考えられる事も多いようです。

トライバル

トライバル柄のイメージ
英語で『民族的な』という意味を持つ、トライバル柄。
部族・民族的な文様で、サモア諸島の柄などが有名です。
シンプルな直線や曲線で描かれた柄が多く、部族によってパターンが違うそうです。
曲線で描かれたタトゥーも、トライバルと呼ばれています。

オルテガ

オルテガ柄のイメージ
アメリカ・ニューメキシコ州のスペイン系移民であったオルテガ一族に由来するといわれる柄です。
ニットやスカート、ポンチョ等で良く見かける柄ですね。

ボタニカル

ボタニカル柄のイメージ
植物をモチーフとした柄です。
植物の茎や実、葉なども含めてデザインされた花柄のことです。
キュートな花柄に対して、ナチュラルで上品な大人っぽさが出る柄です。

メアンドロス


ギリシャ雷文ともいいます。
渦巻きは永遠の命と言う意味が込められているそうです。
全体に施される柄ではなく、装飾として縁取りに使われている物が多いようです。
中国では、雷文と呼ばれており、日本では中華料理店のお皿などの縁取りでもよく見かけますね。

迷彩柄(カモフラージュ)


日本ではカモフラ柄とも言い、カモフラージュして周囲の風景に溶け込み、敵の目を欺くための模様です。
意外にもファッションとの結びつきは早く、フランス軍が初めて迷彩を施した車両を作ったとき、パリのデザイナーはすぐにそれを婦人服に取り入れたそうです。
ちなみにKIMONODEでは、Naval camouflageという柄で迷彩の意匠を取り入れています。

まとめ

いかがでしたか?
まだまだたくさんの柄がありましたが、今回は8種類に絞ってご紹介させていただきました。
今回の記事が、お手持ちの服の柄や購入を検討している柄の参考になれたら嬉しく思います。
私達は、着物を普段着として扱っていただきたいという気持ちから、馴染み易いデザインを心がけています。
そのため洋服や身近にあるものに取り入れられている柄について調べることはとても大切なことだと思っています。

これからも着物の良さを理解しながら、『明日着るものの選択肢に入れるような着物』を作っていきたいなと思います。

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