Fitting in with the earth. / KIMONODE Collections 2017AW

先日、プレお披露目として東京・銀座の「Gallery HACHI」にて、KIMONODE秋冬新作着物・半幅帯を展示しました。
急な台風などでなかなか準備が進まず、ウェブでの発表が遅くなりましたが、本日ようやく発表できる運びとなりました。

Fitting in with the earth. – 大地に溶けこむ

8月下旬の記事で発表しました通り、今回のシーズンコンセプトは上記タイトル「Fitting in with the earth.」です。
このコンセプトは、春夏の「空気感」・ストールの「空(そら)」を経て、秋冬に「大地」へしっかりと根づく植物のイメージを元につくりあげました。

フラグシップとなる着物「Clematis’ Ivy」のデザインは、春夏コレクションの単衣着物「Airy」に続き、ベーシックラインを継承させました。
その対となる半幅帯“Belle of Woking”もその重厚さに違和感を与えないシンプルなデザインになっています。
どちらも秋冬の最新流行カラーを取り入れつつ、洋服に合うデザインとなっていますが、そのできあがりは「着物らしい着物」となりました。

これまでのKIMONODEのラインナップからすると「らしさ」を感じられないという方もいるかもしれません。
しかし、この着物「Clematis’ Ivy」と半幅帯「Belle of Woking」には、私たちが考えるKIMONODEらしさをこれでもかと詰めこんでいます。

今回の発表にあたり、写真をプロカメラマンの東花行さんに、ヘアメイクをスタイリストのmomoさんにお願いしました。
コンセプトを元にたくさんの人が関わり、世界観を形作っていく過程はとても楽しいものでした。
ここでご紹介できない写真もたくさんありますので、それらはこちらのページ、もしくはInstagramFacebookなどで順次公開していきます。
東さんとmomoさんのご協力を得てつくり上げた“Fitting in with the earth”の世界をご堪能ください。

袷着物“Clematis’ Ivy”

Clematis’ Ivyは名前の通り「クレマチスのツタ」をモチーフとしたデザインです。
クレマチスは「つる性植物の女王」とも称される多年草で、主に春に花を咲かせます。
花言葉は「美しい精神」と「旅人の喜び」。
つたの姿で寒い冬を越え、春に花開かせるクレマチスの姿を表現しています。
カラーは秋冬にふさわしいネイビー・テラコッタ・カーキの3色を揃えました。

袷とは裏地(胴裏・八掛)がついた着物を総称する言葉です。
袷で十分話は通じるのですが、KIMONODEでは袷着物の表記で統一しています。
また、今回より全てオーダーメイド(お客様寸法)での仕立てとなりました。
ご自身の寸法がわからないという方は、お気軽にお問い合わせください。
丁寧に対応させていただきます。

着物生地は、暖かい肌触りが特徴の新ポリエステル素材を採用しています。
新生地の特徴は別ブログ記事にまとめました。
そちらも合わせてご覧ください。

半幅帯“Belle of Woking”

今回もカジュアルづかいをベースに考え、半幅帯を1柄3色でご用意しました。
「Belle of Woking」はクレマチスの品種の一つで、赤みのある藤色と八重の花弁が特徴的な花です。
”Belle of Walking”と表記されることもあるようですが、おそらく聞き間違いがそのまま定着したと推察されます。

メインの面は八重咲きの花を流れるように配したデザインです。
シックで使いやすいと展示会でもご好評いただきました。
もう一面は花が開く様子を横からの断面図で見るようなデザインになっています。
前面に出す場所によって、その表情を変える面白い帯になりました。

半襟“Blessed Rain”

今回、久しぶりに半襟をつくりました。
白と黒のシンプルなデザインですが、恵みの雨(Blessed Rain)を雫と葉っぱのモチーフで表現しています。
今回のコレクションの着物や帯に降り注ぎ、活き活きと息づくようにという願いをこめています。

まとめ

今回、約2年ぶりに新作の袷着物を発表することができ、とてもうれしく思っています。
あと数点、秋冬の新作を用意しています。
そちらも準備ができ次第、展開していきます。

また、来年早々には春夏コレクションの発表も考えております。
どうぞお楽しみに。

まずは、秋冬モデルをお楽しみいただけましたら幸いです。

KIMONODE 室長 岩本 朋之

KIMONODE Collections 2017AW