知っておくと役立つ帯締めについて(由来・役割・お手入れ方法・簡単な結び方) – KIMONODE TIPS 12

真正面から着物を見た時、帯の中央に結ばれている紐のことを「帯締め」といいます。
着物初心者の中には「どうしてあるのかしら?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方の為に、知っておくと役立つ帯締めの知識ついてブログにまとめてみました。

帯締めの由来

江戸時代に人気のあった歌舞伎役者が衣装の着崩れを防ぐために締めた紐が由来とされています。
これを当時の女性たちが真似て広まったそうです。
今も昔も、ステキな人の真似をしたくなる感覚は同じなんですね。
江戸時代は、丸ぐけ紐が使われていたといわれています。
その後、明治時代に廃刀令がだされると刀の下緒に使われていた組紐が主に使われるようになったそうです。
要らなくなった組み紐を帯締めに使おうとする「日本のもったいない精神」、大事にしたいですよね。
今では、季節やTPOに合わせて種類や柄を使い分けています。

まるぐけ紐

カジュアルめの帯締め

フォーマルの帯締め

帯締めの役割

帯締めは、主にお太鼓結びで使われています。
帯が崩れないよう背中の輪の中に通し、前で結び、固定します。
帯締めがなければ、お太鼓はほどけてしまうといっても過言ではありません。
それほど、重要な和装小物なんですよ。
最近では、アクセントとして浴衣の帯結びに結ぶ人も増えてきています。

浴衣の帯結びへ帯締めを結ぶ例

帯締めの使い分け

正面から見た紐の高さは、年齢によって変わります。
年配の方は、下気味に整え、若い方は上気味に整えるのが一般的です。
しかし、私個人の考えですが、全体のバランスをみて高さを調節するのが一番だと思っています。
私は若くはないですが、やや下もしくは真ん中で帯締めを結んでいます。
また、帯締めの余った左右の紐端は、脇辺りにおさめます。
お祝いやおめでたい時は下から上へ、忌事(いみごと)の時は、上から下へ差し込むのが習わしとされています。奥が深いですよね。

自分でできる帯締めのお手入れ方法

簡単にできる帯締めのお手入れ方法をご紹介したいと思います。
帯揚げの端の房って使ってるうちにボサボサになってくるんですよね。
「脇に隠れちゃうからいいや」と見て見ぬふりできない方は、ぜひこちらを試してください。

アイロンのかけ方

アイロンのスチームを少し離れた所から房に当てます。
(アイロンが近くにない方は、やかんの湯気でも大丈夫です。)
きれいにしっとりとまとまるはずです。

櫛のかけ方

もっと奇麗にしたい方は、櫛(くし)で整えてください。
その後、房の幅に切った和紙などでくるくる巻いておくと、次使う時に気持ちよく使えますよ。

簡単な結び方

覚えてしまえば簡単なのでぜひ練習して覚えてくださいね。

手順1

左右の長さを同じにします。

手順2

前で右手の端を上にします。

手順3

ひと結びします。

手順4

上に出てきた端を、図のように輪を作ります。

手順5

もう片方の端をその輪の中へ上から入れ込みます。

手順6

輪の中に入れた方を引っ張ります。

手順7

上から下へ帯締めの端を脇に入れ込みます。

手順8

完成です。

まとめ

いかがだったでしょうか?
帯締めの知って得することをできるだけ詳しく書かせて頂きました。
寒い季節は、着物が活躍するので、ぜひ帯締めと着物コーディネートを楽しんでくださいね。