初心者でも分かる着物・浴衣の採寸方法 – KIMONODE TIPS 06

お客様の寸法情報を基にキモノやユカタの縫製をおつくりすることを、「お仕立て」と表現します。
最近では「オーダーメイド」と言った方が分かりやすいでしょうか。

お仕立ての着物はこの世に一つだけ、あなたのためだけのものです。
服が好きな方でしたら、いつかはと憧れてるものの一つだと思います。

ただ、キモノの各部位の測る場所や測り方はわかりづらく、お店に任せてしまう方も多いかと思います。

そこで今回は、キモノやユカタのの採寸の仕方をご紹介していきたいと思います。
この記事を読みながら自分の身体を採寸すれば、すぐにご自身のキモノサイズが分かります.。

お仕立ての良いところ(メリット)

まずはお仕立てにするとどんな良いところがあるのかをご説明します。

お仕立ての場合、お客様ご自身の身体にあわせて作るので、プレタなどのできあいの服に比べるとかゆいところに手が届きやすくなります。

例えば、下記のようなお悩みは解消できます。

  • 袖の長さが足りなくて不格好……
  • できてほしくない場所にシワが……
  • 補正がたくさん必要で大変……

また、補正が少なくなることで着心地も格段に良くなり、美しい着姿を保ちやすくなります。

キモノの部位の名称

キモノの部位の名称は独特で、どの部分のことを差しているのか分からない方もいらっしゃると思います。
そこでカンタンに各部位の図を交えながら名称をご紹介します。

部位名 場所
身丈 【肩から】肩山から裾までの長さ
【背から】背中心(背の縫い目部分)の長さ
背中心から袖口までの肩山の長さ
肩巾 背中心から袖付け(肩と袖を縫い合わせている部分)までの肩山の長さ
袖巾 袖口から袖付け(肩と袖を縫い合わせている部分)までの肩山の長さ
袖丈 肩山から袖底までの長さ
前巾 脇縫いから衽付け(衽と身頃が縫い合わせている部分)までの裾の長さ
後巾 脇縫いから背中心(衽と身頃が縫い合わせている部分)までの裾の長さ
衿下(褄下) 裾から衿先(衿の先端部分と衽との縫い合わせ)までの距離

*肩山は衣服の肩の一番高い部分、袖底は袖の一番低い部分となります。

キモノの部位の採寸・計算方法

キモノの部位の名称が分かったところで、ご自身の採寸をしていきましょう。
お仕立てのキモノをお持ちでしたら、そのまま各部位を測ってみてください。

これから初めてお仕立てのキモノをつくるという方は、これからご紹介する採寸方法と計算式でご自身の寸法を割り出してみてください。

キモノのお仕立てをするときに必要となる基本情報

まずは最低限これだけは必要という下記の4点の情報をご用意ください。

身長

身長は、身丈や衿下(褄下)の長さを計算する際に使用します。

胸囲(バスト)

胸の一番高い位置を一周りした長さを採寸してください。
袖付けの長さを決めるときに使用します。

腰回り(ヒップ)

最も太く厚みのある位置を一周りした長さを採寸してください。
前巾や後巾の寸法を計算するときに使用します。

*運動をされている方は、ヒップより太ももに厚みのある傾向もあります。その場合は、太もも周りを測定してください。

片腕を45度に広げた状態で首元の背骨から手首までの距離を測ります。
※上の図をご参照ください。

着物のお仕立てに必要な寸法の計算式

上記の情報を基に寸法を割り出していきます。
着物の部位をまとめた便利な表をつくりました。
大変だと思いますが、頑張って計算してみてください。

部位 計算式(単位: cm)
身長 各自測定してください。
体重 各自測定してください。
バスト ステップ1を参考にして各自測定してください。
ヒップ ステップ1を参考にして各自測定してください。
身丈 身長 + 6cm(肩からの場合)
衿下(褄下) 身長 ÷ 2
(身長 × 0.85) ÷ 2
肩巾 裄-袖巾
袖巾 (裄 ÷ 2) + 2cm
袖丈 基本: 49cm
袖付 身長155cm以下は、21cm
身長155cm未満でバスト88cm未満は、22cm
身長155cm以上は、23cm(標準)
身八つ口 基本: 17cm
袖丸み 基本: 2cm
くりこし 身長 – 体重の結果が
 

90以下は、4cm
91~93は、3cm
94~99は、2.5cm
100以上は、2cm

後巾 (ヒップ ÷ 4) + 6cm
前巾 (ヒップ ÷ 4) + 1cm
衽巾 基本: 15cm、ヒップが大きめ(100cm以上)の場合はご相談ください。
合づま巾 基本: 14.5cm、ヒップが大きめ(100cm以上)の場合はご相談ください。
衿肩あき 基本9cm
衽下がり 身長150cm以下は20cm、それ以上は23cm
袖口 23cm or 21cm(小柄な人)

まとめ

いかがでしょうか?
思っていたよりも簡単に割り出せたのではないでしょうか?
「わたしにもできそう!」と思っていただけるとうれしいです。

夏は5~6月、冬は9~10月にご注文いただくとシーズン中に何度も使えてうれしい!
自分のお財布と相談してみてくださいね♪

不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。

余談ですが

昔は、採寸する時に尺寸分という長さの単位を使っていました。
なので、尺で寸法を出すところもまだまだ多くあります。
尺にも色々ありますが、着物の寸法の場合は鯨尺という単位を使用します。

鯨尺: 1尺 = 37.88cm、1寸 = 3.788cm、1分 = 0.3788cm

KIMONODEでも尺での受注に対応しています。
皆様のマイサイズを測って、キレイな着物の着姿を手に入れてみてください♪