着物で家事も勉強も!簡単カッコイイたすきがけの方法 – KIMONODE TIPS 07

映画やドラマで、紐の片方を口でくわえてササッとカッコよくたすきがけをするシーン、見たことがありませんか?
たすきがけはその一連のしぐさだけでも趣があり、思わず自分もやってみたくなる不思議な魅力があります。

たすき掛けは家事や勉強などの作業をする際に、袂(たもと)が邪魔にならないようにするものです。
今回は、簡単でカッコイイたすきがけの方法とその効果についてお伝えします。

猫背・肩こり解消に効く!たすきがけのメリット

デスクワークで多くの人が首や肩の凝りに悩まされる現代。
スマートフォンやパソコンを見る時間が増え、猫背になってしまう人も増えてきています。
せっかく着物を着るなら、立ち姿も美しくありたいですよね。

しかし、無理に猫背を直そうと背筋を伸ばしてみても逆に疲れてしまい、ついまた猫背に……。
どうすれば姿勢を保てるか、悩んだことがありませんか?

そんなときに役立つのが、このたすき掛けです。

たすき掛けをすることで肩の位置がそろい、自然と良い姿勢を保てます。
また、胸が開くため呼吸もしやすくなります。

しかも、キモノにたすきがけをするだけで、心身ともにキリっとするから不思議です。
なぜか普段よりも集中できる気がしますし、はたから見ても『粋でカッコイイ!』。

※たすきに使用する紐は、百円ショップなどに売っている細いもので大丈夫です。刀の下げ緒をたすきとして使う方もいるようです。

余談ですが、たすきは古代においては神事の装飾品として使われていました。
たすきをかける行為は、「穢れをはらう(物忌み)」の意味を持っています。
現在の和服の袖が普及するにつれて日用品として使われることが主流となりましたが、たすきがけをすると心身ともに引き締まるあの感覚も納得のルーツです。

なお、お食事の際などに「たすきがけをするには大げさかな……」というときは、袂留め(袂を固定するクリップ)を使うと便利です。
今は素敵な袂留めがたくさん売られています。
探してみてくださいね。

カンタンな「たすき掛け」の結び方

それでは、最初に簡単なたすき掛けの仕方からご紹介します。
まずはこちらの方法でたすき掛けに慣れてみるところから始めましょう。

Step 1

たすき(腰紐など、2mほどの長さがある紐ならOKです)の端どうしを軽く結び、輪っかにします。

Step 2

一回ひねって『∞』マークにします。

Step 3

できた輪っかに両手を通します。

Step 4

クロス部分の下から頭を入れ、クロスした部分が背中にくるようにします。

Step 5

軽く結んだ部分を調整して、できあがりです。

格好いい「たすき掛け」の結び方

お次はついついやってみたくなるカッコイイたすきがけの方法です。
一つ気をつけて頂きたいのが、女性の口紅。紐を口にくわえるこの方法だと、紐に口紅が付着しそのまま着物にも付いてしまう恐れがありますので、大切な着物を着ているときは特に注意してください。

Step 1

たすきの片方を口にくわえ、たすきを持った方の手を、持っていない方の腕の下に回し、紐を袂にひっかけます。

Step 2

背中に沿う形で紐を反対側の肩に持ってきます。

Step 3

紐を反対側の手に持ちかえて、先程と同じように紐を袂にひっかけてから反対側の肩にまわします。

Step 4

長さを調節しながら紐の両端を結んで完成です。

後ろはこのような状態になります。

まとめ

いかがでしたか?
一見難しそうに見えるたすきがけですが、やってみると案外簡単にできるものです。
着物を着ているときはもちろんのこと、肩が凝って体がだるいと感じている方は、普段から試してみるのもいいかもしれませんね。
細い紐でゆるくたすきがけをするだけでも、効果は得られるようです。
是非ここでたすきがけの仕方を覚えて、よりよい着物ライフをお過ごしください!